ECカート選びで大切なのは、
機能表の○×を並べることだけではありません。
- 公開した後に、誰が運用するのか。
- どの決済・配送・会員施策を使うのか。
- どの販売モデルで売上を伸ばすのか。
ここまで含めて見ると、makeshopとShopifyの違いはかなりはっきりします。
まず結論:国内ECを伸ばすなら、見るべきは「運用後」です
makeshopとShopifyは、どちらも自社ECを構築できる有力なカートです。
ただし、得意な勝ち方が違います。
- 国内販売を中心に、受注・決済・配送・会員施策・BtoBまで現実的に運用したいならmakeshop。
- 海外展開やアプリによる拡張を前提に、開発リソースを確保できるならShopify。
30秒で見る判断軸
国内販売が主軸。
- BtoBに対応したい
- 電話サポートを重視したい
- 販売手数料や運用コストを抑えたい
海外展開が前提。
- 多言語・多通貨で売りたい
- アプリで柔軟に拡張したい
- 独自開発の体制がある
月額だけでは判断できません。
- 月商
- 決済比率
- 必要機能
- 運用担当者の体制
- 「安い/高い」ではなく、月商が伸びた後の総コストで比較します。
- 新規構築、リニューアル、他カートからの移管では見るべきリスクが変わります。
- boostECはmakeshop特化ですが、Shopifyが適しているケースも正直に整理します。
2つのカートの基本思想
makeshopは、
GMOメイクショップ株式会社が提供する国産ASPカートです。
- 国内ECに必要な機能を標準で広く備えています。
- 決済・配送・会員管理・販促・BtoBをまとめて扱いやすい設計です。
- 国内で売上を伸ばし、運用を安定させたい事業者に向いています。
Shopifyは、カナダ発のグローバルECプラットフォームです。
- 多言語・多通貨、海外販売に強いプラットフォームです。
- テーマやアプリで、必要な機能を後から組み合わせられます。
- 自由度が高い分、アプリ選定・保守・運用設計が重要になります。
一言でいえば、makeshopは「国内ECで必要な機能をまとまりよく使う」カートです。
Shopifyは「世界に広げながら柔軟に組み立てる」プラットフォームです。
料金・機能の比較表
導入前に見ておきたい項目を、実務上の判断軸で整理します。
料金・手数料は2026年7月21日時点で確認できる公式情報をもとにしています。
| 比較項目 | makeshop | Shopify |
|---|---|---|
| 設計思想 | 国内ECに必要な機能を標準で広く備える国産ASP | アプリとテーマで柔軟に拡張するグローバルSaaS |
| 代表的な月額 | プレミアム:13,750円/月 エンタープライズ:60,500円/月〜 |
Basic:4,850円/月 Grow:13,500円/月 Advanced:58,500円/月 Plus:368,000円/月〜 |
| 販売手数料・決済 | ◎ 販売手数料0円。 カード決済手数料はプレミアムで3.19%〜 |
○ Shopify Payments利用時は外部取引手数料なし。 カード料率や外部決済手数料はプランで変動 |
| 国内決済・配送 | ◎ 日本向けの決済・配送・後払いなどに対応しやすい | ○ 対応可能。 要件によりアプリや外部サービスを組み合わせる |
| BtoB・卸販売 | ◎ 掛け売り、見積、会員別価格に対応しやすい。 受発注DXとも相性がよい |
○ Shopify B2Bやアプリで対応。 要件により設計が必要 |
| 日本語サポート | ◎ 電話サポートを含め、国内事業者が相談しやすい | ○ 日本語の24時間サポートあり。 チャット・ヘルプ中心 |
| 越境EC | ○ 国内販売が主軸なら検討しやすい。 一部海外対応にも対応可能 |
◎ 多言語・多通貨・海外販売に強い |
| カスタマイズ | HTML/CSS編集やテンプレートカスタマイズ。 標準機能を活かして作り込む |
テーマ編集、Liquid、アプリ、API。 自由度高く拡張する |
| 運用負荷 | ◎ 標準機能中心で設計しやすい。 運用コストを読みやすい |
○ 自由度が高い。 アプリ管理・保守・権限設計が重要 |
| リプレイス時の見方 | 国内運用、BtoB、手数料、受注業務。 課題を整理して移行しやすい |
越境、デザイン自由度、アプリ拡張。 課題を解消したい場合に候補 |
導入前に必ず各社の公式最新情報をご確認ください。boostECでは、貴社の売上規模・決済構成に合わせた実額シミュレーションをご提供できます。
参考にした公式情報(2026年7月21日確認)
新規・リニューアル・リプレイス別の見方
同じ「ECサイトを作りたい」でも、状況によって見るべきポイントは変わります。
新規構築、リニューアル、リプレイスの3つに分けて整理します。
新規構築
公開後に迷わない土台選びが重要です。
- 標準機能がそろっているか
- 運用担当者が扱いやすいか
- 国内販売ならサポート体制も重視
リニューアル
見た目の刷新だけで終わらせないことが大切です。
- 商品導線を見直す
- 会員施策・SEOを整理する
- 既存売上を落とさない設計にする
リプレイス
移行リスクの洗い出しが先です。
- 商品・会員・受注データ
- 既存URLとSEO評価
- 在庫連携・基幹システム連携
費用と手数料の考え方
料金比較でよくある失敗は、月額だけを見て「安い」と判断してしまうことです。
ECでは、次の費用まで含めて見る必要があります。
- 月額利用料
- 決済手数料
- 外部アプリ費用
- 制作費・保守費
- 運用担当者の工数
makeshopは販売手数料0円で、標準機能中心に組みやすいのが特徴です。
Shopifyは小さく始めやすい一方で、必要なアプリが増えるほど月額以外の費用も増えます。
- 月商がまだ小さい段階では、初期費用と月額の軽さが重要です。
- 月商が伸びるほど、販売手数料・決済手数料・アプリ費用の差が効いてきます。
- BtoBや受発注業務がある場合、運用担当者の工数もコストとして見る必要があります。
国内商習慣・BtoBで差が出る点
国内ECでは、カートの「きれいさ」よりも、実際の販売業務に合うかどうかが重要です。
たとえば、次のような商習慣があります。
- 代引き・後払い・ポイント
- 会員ランク・取引先別価格
- 掛け売り・見積・受発注の効率化
こうした日本の商習慣に合わせやすい点は、makeshopの大きな強みです。
ShopifyでもアプリやB2B機能で対応できます。ただし、要件によっては設計・検証・保守の負荷が増えます。
越境EC・拡張性はShopifyが強い。ただし目的で分ける
本格的に海外販売を行うなら、Shopifyは強力な選択肢です。
- 多言語・多通貨に対応しやすい
- 海外決済や国別ストア展開を考えやすい
- テーマやアプリで購買体験を作り込める
一方で、国内販売が主軸なら話は変わります。
「一部の商品だけ海外からも買えるようにしたい」程度であれば、必ずしもShopify一択ではありません。
makeshopが向く相談、Shopifyが向く相談
boostECはmakeshopに特化しています。
ただし、すべての事業者にmakeshopが最適だとは考えていません。
相談前の目安として、以下のように分けると判断しやすくなります。
boostECに相談してほしいケース
- 国内向けECを新規構築したい
- 既存ECをmakeshopでリニューアルしたい
- EC-CUBE、Shopify、BASE、STORESなどから移行したい
- BtoB、卸、会員制、掛け売り、見積に対応したい
- 販売手数料やアプリ費用を抑え、運用コストを見直したい
Shopifyを検討したほうがよいケース
- 海外販売が最初から事業の中心になる
- 多言語・多通貨・国別ストアを本格運用したい
- アプリや独自開発で機能を柔軟に追加したい
- 社内外に開発・保守・アプリ管理の体制がある
- グローバルブランドとして複数国に展開したい
boostECに相談できること
boostECは、makeshopに特化したEC構築・運用支援サービスです。
あえて対応領域を絞ることで、国内販売、BtoB、リニューアル、他カートからのリプレイスに深く対応します。
最初に確認するのは、「本当にmakeshopが合うか」です。
Shopifyのほうが適している場合は、その理由も正直にお伝えします。
- 現在のECカートの課題と、makeshopへ移行するメリット
- 新規構築・リニューアル・リプレイスに必要な作業範囲
- 商品数、会員数、受注データ、既存URL、SEO評価を踏まえた移行リスク
- 月商・客単価・決済比率をもとにしたランニングコストの見通し
FAQ
よくあるご質問
新規ECならmakeshopとShopifyのどちらが向いていますか?
国内販売を中心に整えたい場合は、makeshopが向きやすいです。
- 決済・配送・ポイントをまとめて使いたい
- 会員管理や日本語サポートを重視したい
- 公開後の運用を安定させたい
海外販売やアプリ拡張が前提なら、Shopifyも有力です。
既存ECのリニューアルやリプレイスで注意することは?
デザイン変更だけでなく、移行前の整理が重要です。
- 商品・会員・受注データ
- 既存URLとSEO評価
- 決済契約・配送フロー
boostECでは、makeshopへ移行する手順とリスクを事前に整理します。
結局、費用が読みやすいのはmakeshopとShopifyのどちらですか?
国内ECで標準機能を中心に使う場合は、makeshopのほうが費用を読みやすいケースがあります。
Shopifyは月額を抑えて始めやすい一方、アプリや外部決済で費用が変動します。
- 売上規模
- 決済比率
- 必要機能
この3点を含めて比較することが大切です。
越境ECをやるならShopify一択ですか?
本格的な海外販売を前提にする場合、Shopifyは有力です。
- 多言語・多通貨
- 海外決済
- 国別の販売設計
ただし、国内販売が主軸で海外対応が一部なら、makeshopでも成立するケースがあります。
boostECはShopifyをすすめないのですか?
無理にmakeshopへ寄せる提案はしません。
Shopifyが適している場合は、その理由も正直にお伝えします。
makeshopが合う事業者様には、構築から運用改善まで伴走します。