makeshopの費用は、一見「高い」と感じるかもしれません。
- 無料で始められるカートに比べ、月額がかかります。
- でも、月額だけで比べると判断を誤ります。
- 売れるほど引かれる手数料まで含めた「総コスト」で見ることが大切です。
この記事では、他カートと並べて月商規模別にシミュレーションします。
まず結論:損益分岐点は「比較相手」で変わる
「どこから得か」は、何と比べるかで変わります。
- 無料・歩合型(BASE)とは、月商およそ33万円でmakeshopが逆転します。
- Shopifyとは、外部決済やアプリまで含めた実質で、月商およそ90万円で逆転します。
- つまり、比べる相手によって損益分岐点は大きく動きます。
30秒で見る損益分岐点
月額0円だが手数料が高い。
- 月商〜30万は歩合型が安い
- 月商約33万で逆転
- 伸びるほどmakeshop有利
外部決済とアプリで実質が上がる。
- カード決済3.55%
- 外部決済に取引手数料2%+アプリ費用
- 実質では月商約90万で逆転
販売手数料0円で決済も低め。
- 販売手数料0円・決済3.19%
- 売れても削られにくい
- 国内決済に取引手数料なし
シミュレーションの前提
比較を分かりやすくするため、次の条件で試算します。
- makeshop:月額13,750円+決済3.19%。販売手数料0円。
- BASE(無料・歩合型):月額0円+決済3.6%+40円/件+サービス料3%。
- カラーミー:月額4,950円+決済3.4%。販売手数料0円。
- Shopify:月額4,850円+カード決済3.55%。外部決済に取引手数料2%が別途のため、実質4.2%で試算(アプリ費用は別)。
制作費・アプリ費・運用工数は含まない、カート費用だけの比較です。
月商規模別・4カート費用シミュレーション
月あたりのカート費用(月額+手数料)の目安です。
| 月商(1か月) | makeshop | BASE (無料・歩合型) |
カラーミー | Shopify (実質) |
|---|---|---|---|---|
| 10万円 | 約16,900円 | 約7,400円 | 約8,400円 | 約9,100円 |
| 30万円 | 約23,300円 | 約22,200円 | 約15,200円 | 約17,500円 |
| 50万円 | 約29,700円 | 約37,000円 | 約22,000円 | 約25,900円 |
| 100万円 | 約45,700円 | 約74,000円 | 約39,000円 | 約46,900円 |
| 300万円 | 約109,500円 | 約222,000円 | 約107,000円 | 約130,900円 |
| 500万円 | 約173,300円 | 約370,000円 | 約175,000円 | 約214,900円 |
Shopifyは外部決済(コンビニ・代引き等)の取引手数料やアプリ費用で、表よりさらに高くなる場合があります。料金・料率は2026年7月21日時点の公式情報にもとづきます。
参考にした公式情報(2026年7月21日確認)
3つの損益分岐点を知っておく
makeshopには、はっきりとした損益分岐点があります。
大事なのは、その分岐点が「比較相手ごとに違う」ことです。
- 対 BASE(歩合型):月商およそ33万円で、makeshopのほうが安くなります。
- 対 Shopify(実質):月商およそ90万円で、makeshopのほうが安くなります。
- 対 カラーミー:同じGMOの小規模向けで、費用だけなら割安です。
カラーミーは費用が近いぶん、中〜大規模やBtoBでは機能・拡張性で差がつきます。
だから、費用だけでカートを選ぶと判断を誤ります。
Shopifyは「表の数字」より高くなりやすい
Shopifyの決済料率だけを見ると、安く見えます。
ですが、日本での運用では見えにくい費用が上乗せされます。
- カード決済はベーシックで3.55%。歩合ではありませんが、makeshopより高めです。
- コンビニ払い・代引きなどの外部決済には、取引手数料2%が別途かかります。
- 定期購入やポイントなど、標準にない機能は有料アプリで補います。
「基本料金だけで日本のECが一通り動く」わけではない、という点は知っておきたいところです。
日本のECでよく必要になる機能の扱い
| 機能 | Shopify | makeshop |
|---|---|---|
| 定期購入・サブスク | アプリ(有料が多い) | ◎ 標準搭載 |
| ポイント・会員ランク | アプリ | ◎ 標準搭載 |
| コンビニ払い・代引き・後払い | 外部決済+取引手数料2% | ◎ 標準対応 |
| レビュー・帳票(納品書)など | アプリで補う | ○ 標準寄りで対応 |
Shopifyが悪いのではありません。ここまで理解したうえで選ぶことが大切です。
makeshopは、これらを標準で備えるぶん、後から積み上がる費用が少なくなります。
費用は3つの層で見る
カートの月額だけでなく、次の3つを合わせて考えます。
初期費用
立ち上げ時にかかる費用です。
- makeshopの初期費用
- デザイン・構築の制作費
- データ移行の費用(移行時)
ランニング費用
毎月かかり続ける費用です。
- 月額利用料
- 決済・取引手数料
- 必要なアプリ・外部サービス
見えにくい費用
金額に出にくいコストです。
- 運用担当者の工数
- 改善が回らない機会損失
- 使いこなせない機能のムダ
makeshopの費用が活きるケース
費用の観点でも、向き不向きがあります。正直に整理します。
makeshopの費用が活きるケース
- 月商が数十万円を超えている、または伸ばす予定
- 歩合型やShopifyの手数料・アプリ費用を抑えたい
- コンビニ・代引き・定期購入などを標準で使いたい
- 運用まで伴走して、費用を売上で回収したい
他カートが向くかもしれないケース
- 月商がまだ小さく、まず無料で試したい
- 小規模で、費用だけを最小化したい(カラーミー等)
- 越境ECやアプリ拡張を最優先したい(Shopify)
- 手離れした運用で問題ない
boostECに相談できること
boostECは、makeshopに特化したEC構築・運用支援サービスです。
月商・客単価・決済構成をもとに、自社の実額と損益分岐点を試算してご提案します。
そして、makeshopが費用面で合わないと判断した場合は、正直にお伝えします。
- 自社の月商・客単価をもとにした費用の実額シミュレーション
- 他カートと比べたときの損益分岐点(外部決済・アプリ込み)
- 初期・ランニング・運用まで含めた総コストの見通し
- 費用を売上で回収するための、公開後の運用・改善プラン
FAQ
よくあるご質問
makeshopは料金が高いですか?
月額だけを見ると高く感じますが、総コストで見ると印象が変わります。
- 販売手数料0円・決済3.19%と、率が低い
- 国内決済に取引手数料がかからない
売上が伸びるほど、歩合型やShopifyより有利になりやすいです。
Shopifyと比べて、どこから安くなりますか?
外部決済の取引手数料やアプリ費用まで含めた実質で比べると、月商およそ90万円が目安です。
Shopifyの決済料率だけを見ると安く見えますが、日本での運用では費用が上乗せされやすい点に注意です。
Shopifyは基本料金だけで使えますか?
販売は始められますが、日本のEC運用では追加が必要になりがちです。
- 定期購入・ポイントは有料アプリ
- コンビニ払い・代引きは外部決済(取引手数料2%)
必要な機能とその費用まで理解したうえで選ぶのがおすすめです。
決済手数料はどのくらいですか?
makeshopペイメントで、プレミアムは3.19%、エンタープライズは3.14%です(2026年7月時点)。
Shopifyはベーシックで3.55%に加え、外部決済に取引手数料2%がかかります。
費用の見積もりは無料ですか?
はい。月商・客単価・決済構成をもとに、実額の費用シミュレーションと損益分岐点を無料でご提供します。
makeshopが費用面で合わない場合は、正直にお伝えします。