ECカートは「有名だから」「月額が安いから」で選ぶと、
あとで後悔しがちです。
- 売れた分だけ引かれる販売手数料は、いくらか。
- 日本の商習慣やBtoBに、無理なく対応できるか。
- 公開した後、誰がどれだけの手間で運用するのか。
この記事では、主要6社を実務の判断軸で横断的に整理します。
まず結論:カートは「3タイプ」で考えると選びやすい
6社はバラバラに見えて、大きく3タイプに分かれます。
- まず小さく始めるなら、初期費用の軽いBASE・カラーミーショップ。
- 国内で本格的に売る・BtoBなら、makeshop・futureshop。
- 越境や独自拡張なら、Shopify・EC-CUBE。
30秒で見る選び方
makeshop/futureshop
- 販売手数料0円型
- 掛け売り・受発注に強い
- 電話サポートを重視
BASE/カラーミーショップ
- 初期費用が軽い
- 個人・スモールスタート
- 売上拡大で乗り換え前提
Shopify/EC-CUBE
- 多言語・多通貨
- アプリ・独自開発で拡張
- 開発・保守の体制が要る
- 月額の安さより、販売手数料や運用工数まで含めた「総コスト」で見ます。
- 6社に優劣はありません。自社の事業モデルに合うかで選びます。
- boostECはmakeshop特化ですが、他社が合うケースも正直に整理します。
主要6社の料金・特徴 比較表
導入前に押さえたい項目を、実務の判断軸で並べます。
料金は2026年7月21日時点の各社公式情報にもとづく目安です。
| カート | 形態 | 月額の目安 | 販売手数料 | 国内商習慣・BtoB | 向いている事業者 |
|---|---|---|---|---|---|
| makeshop | 国産ASP(GMO) | プレミアム13,750円〜 エンタープライズ60,500円〜 |
◎ 0円 (決済3.19%〜) |
◎ 掛け売り・会員別価格・受発注に強い | 国内EC・BtoBを本格的に伸ばす成長〜中堅 |
| Shopify | グローバルSaaS(カナダ) | ベーシック4,850円〜 Plus 368,000円〜 |
Shopify Payments利用で取引手数料0% (外部決済は別途) |
○ アプリ・B2B機能で対応 | 越境・アプリ拡張・開発体制のある事業者 |
| futureshop | 国産SaaS | 27,000〜64,000円 (商品数で変動) |
◎ 0円 | ○ 中〜大規模の国内EC向き | デザイン自由度を求める中堅EC |
| カラーミーショップ | 国産ASP(GMO) | フリー0円/レギュラー4,950円 ラージ9,595円/プレミアム35,640円〜 |
◎ 0円 (決済3.19%〜) |
△〜○ 小〜中規模向け | 低コストで始める個人〜中小 |
| EC-CUBE | オープンソース(自社構築) | ライセンス無料+ 構築・サーバー・保守費(数十万円〜) |
◎ 0円 (自社サーバー) |
◎ 自由度は高いがリソースが要る | 独自要件・開発保守の体制がある事業者 |
| BASE | 国産ASP(無料開始) | スタンダード0円 グロース16,580円(年払) |
△ スタンダードは決済3.6%+40円+サービス料3% | △ 小規模・スモールスタート向き | これから始める個人・小規模 |
futureshopは2026年8月に料金改定の告知があります。導入前に必ず各社の公式最新情報をご確認ください。boostECでは、貴社の売上規模・決済構成に合わせた実額シミュレーションをご提供できます。
参考にした公式情報(2026年7月21日確認)
事業タイプ別の選び方
同じ「ネットショップを作りたい」でも、事業の段階でおすすめは変わります。
まず小さく始めたい
初期費用を抑えて試したい段階に向きます。
- BASE/カラーミーショップ(フリー)
- 個人・副業・スモールスタート
- 売れ始めたら乗り換え前提でOK
国内で本格的に売る・BtoB
販売手数料と運用のしやすさが効いてきます。
- makeshop/futureshop
- 掛け売り・会員別価格・受発注
- 電話サポートを重視したい
越境・独自拡張したい
自由度と拡張性が武器になります。
- Shopify/EC-CUBE
- 多言語・多通貨・海外決済
- 開発・保守の体制がある
6社それぞれの位置づけ
それぞれの得意分野を、ひと目で分かるように整理します。
国内ECの標準機能を広く備えた国産ASP。
- 販売手数料0円で、売上が伸びても削られにくい
- 掛け売り・受発注などBtoB・国内商習慣に強い
- 電話を含む日本語サポートが手厚い
越境・多言語多通貨に強いグローバルSaaS。
- アプリで機能を柔軟に拡張できる
- 海外展開・国別ストアを考えやすい
- 自由度が高い分、アプリ選定・保守がカギ
中〜大規模の国内EC向けの国産SaaS。
- デザイン自由度と機能が豊富
- 販売手数料は0円
- 月額はやや高めで規模のある事業者向き
小〜中規模向けの国産ASP(GMO)。
- フリープランがあり低コストで始めやすい
- 販売手数料0円
- 規模拡大やBtoBでは上位カートが向くことも
オープンソースの自社構築型プラットフォーム。
- 自由度は最も高く独自要件に対応しやすい
- ライセンス無料だが構築・サーバー・保守が必要
- 開発・保守の体制がないと運用負荷が大きい
月額0円から始められる国産ASP。
- 個人・スモールスタートに向く手軽さ
- 売上が増えると決済+サービス手数料が効く
- 本格化のタイミングで乗り換えを検討しやすい
手数料は「0円型」か「決済+手数料型」かで見る
月額が安くても、売れるほど引かれる手数料で総コストは変わります。
- makeshop・futureshop・カラーミー:販売手数料0円(決済手数料は別途)。
- BASE(スタンダード):決済3.6%+40円+サービス料3%。売上が増えるほど負担が大きい。
- Shopify:Shopify Payments利用で取引手数料0%(外部決済は別途)。
- EC-CUBE:自社サーバーのため販売手数料なし。ただし構築・保守費が別にかかる。
月商が伸びるほど、0円型と手数料型の差は大きくなります。
makeshopが向く相談、他カートが向く相談
boostECはmakeshopに特化しています。ただし、すべての事業者に最適だとは考えていません。
boostECに相談してほしいケース
- 国内向けECを新規構築・リニューアルしたい
- BASE・カラーミー・楽天などから本格ECへ移行したい
- BtoB、卸、会員制、掛け売り、見積に対応したい
- 販売手数料やアプリ費用を抑え、運用コストを見直したい
- リプレイスで課題を整理してから移行したい
他カートを検討したほうがよいケース
- 海外販売が最初から事業の中心になる
- 多言語・多通貨・国別ストアを本格運用したい
- アプリや独自開発で機能を大きく拡張したい
- 開発・保守・アプリ管理の体制がある
- まずは無料で小さく試したい段階にある
boostECに相談できること
boostECは、makeshopに特化したEC構築・運用支援サービスです。
あえて対応領域を絞ることで、国内販売・BtoB・リニューアル・リプレイスに深く対応します。
最初に確認するのは、「本当にmakeshopが合うか」です。
他社のほうが適している場合は、その理由も正直にお伝えします。
- 現在のECカートの課題と、makeshopへ移行するメリット
- 6社の中から、自社の事業モデルに合うカートの選び方
- 商品数・会員数・受注データ・既存URL・SEO評価を踏まえた移行リスク
- 月商・客単価・決済比率をもとにしたランニングコストの見通し
FAQ
よくあるご質問
6社の中で一番安いのはどれですか?
月額だけならBASE(0円)やカラーミーショップ(フリー)が始めやすいです。
- ただし売上が増えると決済・サービス手数料が効いてくる
- 総コストは月商・決済構成で変わる
国内で本格的に売るなら、販売手数料0円のmakeshopやfutureshopが有利になりやすいです。
BASEやカラーミーから本格的なECへ乗り換えるべきですか?
売上が伸び、手数料や機能に限界を感じ始めたら検討期です。
- 商品・会員・受注データを引き継いで移行できる
- 既存URL・SEO評価の引き継ぎ設計も可能
boostECでは、makeshopへ移行する手順とリスクを事前に整理します。
EC-CUBEは無料と聞きましたが安いですか?
ダウンロード版のライセンスは無料ですが、構築・サーバー・保守に費用と体制が必要です。
総額ではASPより高くなることもあります。独自要件が強く、開発・保守の体制がある場合の選択肢です。
6社以外のカート(STORESなど)でも相談できますか?
はい、ご相談は歓迎です。
要件を伺い、makeshopが合うかどうかも含めて正直に整理します。
boostECはmakeshop以外もすすめますか?
makeshopに特化していますが、他社が適している場合は、その理由も正直にお伝えします。
無理にmakeshopへ寄せる提案はしません。makeshopが合う事業者様には、構築から運用改善まで伴走します。